研修会に参加してきました in 名古屋☆

みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。

この週末は研修会に参加するため、名古屋に行ってまいりました。
今回は私が3年前より研修会にて学ばせていただいている丸茂義二先生の研修を受けることが目的でした。

丸茂先生の研修を受けはじめてから私自身が一番変わったことは、患者さん自身を診るようになったということ。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、それまでの私は口の中の”病気”だけを睨みつけていました。

しかし、口の中の病気や咬みづらい食べづらいといった悩みは、口の中だけの治療で本当に治るのでしょうか?

たかが歯1本が全身に影響を与えたり、逆に身体の他の部分の問題がかみ合わせや歯の問題に繋がったり・・・
「そんなことになるはずがない」とほとんどの方が考えているのではないでしょうか。
恥ずかしながら歯科医師でありながら私も以前はそう考えていました。

これもまた当たり前のことかもしれませんが、歯やあごも全身の一部分です。
時計や自動車には、数多くの部品が使われています。その中には大きいものから小さいものまで様々あるでしょうが、
小さい部品の一つ位はなくても大丈夫。なんていうことにはなりません。
それぞれの部品が、その部品にしか果たせない役割を持っています。

機械よりも繊細で精密な人体であれば尚更それは色濃くなり、それぞれが密接に複雑に絡み合っているのだと実感しています。

歯が痛い
かみ合わせがおかしい
物が食べられない

その背景に何が影を潜めているのか。

職場がかわって、コンピューターと向き合っている時間が急激に増えた。
恋人ができて、時間さえあればスマホでメールをしている。
結婚してから、米食からパン食に変わった。
ダイエットのためにライザップに行き始めた。


もしかしたら、そんな生活の変化が歯にも影響を与えているのかもしれません。

話が少しずれてしまいましたが、口の中の問題を口の中だけで解決しようというような固執した考え方ではなく、医療人としてもっと広い視野で、その問題の原因がどこに潜んでいるのか、口の中という世界を越えて診る目を持ち、患者さん自身と向き合っていくことの重要性を改めて実感しました。
もちろん、口の中も十分に診査した上での話ですよ!笑

これは歯科医療に限った話ではないかもしれませんが、学べば学ぶほど奥が深く一筋縄ではいかぬ難しさを痛感する日々ではありますが、それがまたこの仕事の醍醐味でありやりがいであるとも感じております。

最後に

9月から勉強会が集中しており、土曜日は診療に出られない日が続いておりました。
患者さんにはご迷惑おかけいたしました。
そしてその間も医院を支えてくれた院長先生をはじめ、スタッフのみんな、本当にありがとうございました。
来週からしばらくは勉強会の参加を休診日に絞っております。

今後も私が持てる全てをもって診療にあたってまいりますので、来院される患者さんも悩みや不安がありましたら何でもおっしゃってくださいね! よろしくお願いいたします。