みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の岡田です。
最近は、昼間は20度近くある日もあれば、朝晩は急に冷え込み慌てて防寒具を身につけたり…
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は完全に衣替えの時期を逃してまだしていません( ;∀;)
近年は秋が短くなってしまいましたが、金木犀や紅葉などこの時期ならではのものを探し楽しみたいと思います。
さて、本日はお口の健康についてお話ししたいと思います。
健康状態を保つためには、いくつか大事となるポイントがございますのでご紹介いたします。
1.唾液の分泌量
お口の中は常に唾液で潤った状態を保つことが重要になります。
唾液には様々な作用が含まれており、その中でも自浄作用、抗菌作用、緩衝作用は大きな役割を担います。
自浄作用は汚れを洗い流してくれる働き、抗菌作用は最近の繁殖を抑える働き、緩衝作用はお口の中が酸性に傾いた時に中性に戻してくれる働きがあります。
そのため、唾液の分泌量は多ければ多いほど良いのです。
特に冬は水分を摂らないと、余計に乾燥状態に陥りやすくなります。
また高齢になると唾液は出にくくなります。
おしゃべりの機会が少なくなったり、お食事がお口から摂れないとますます口腔乾燥は進んでしまいます。
乾燥した口腔内を潤す方法は、ブクブクうがいや、保湿剤の塗布などいくつかありますが、唾液線マッサージもその方法のひとつです。
口腔内には大きな3つの唾液線があり、耳下腺(耳たぶのやや前方)、顎下腺(顎の骨のやわらかい部分)、舌下腺(顎の先のとがった部分の内側)を優しくマッサージすることにより、唾液の分泌が促され、潤いのあるお口に近づきます。
あとは固い食べ物を食べて咀嚼することも重要になります。
例えばアーモンドなどのナッツ類、おせんべい、するめなどは咀嚼する回数が増えることで必然的に唾液の分泌に繋がります。
2.かみ合せ
かみ合せとは上と下の歯の接触状態を表し、お口を閉じたときのかみ合う力をバランスよく支えている場合は良い状態となります。
そして、正しいかみ合わせをするには適切な歯の治療、正しい位置でかむことが大事になります。
例えば、古い銀のかぶせ物・詰め物を新しくやり替え、今の自分に適したものを入れることによって正しいかみ合せを獲得することができます。
他にも、矯正治療を行い正しい位置でかむ。これもかみ合わせの治療の一環です。
咀嚼することで、全身の健康につながり様々な病気を予防することができます。
3.むし歯のリスク予防
むし歯菌は酸性の環境を好むため、酸性の飲食物は歯を溶かす原因となります。
そのような飲食をした後は、歯みがきやうがいをしましょう。
そして、自宅でのセルフケアにも高濃度フッ化物配合の歯みがき粉を使用し、定期的に歯科医院でも高濃度フッ化物の塗布を行いましょう。
いくつかポイントをお話ししましたが、いかがでしょうか。
ご存じのこともあると思いますが、常にこころがけることは難しいですね。
当院では、みなさんのお口の中の健康を保てるよう院長はじめスタッフがサポートしていきます。
今一度ご自身のお身体のためにも定期的に歯科医院にお越しいただき、プロフェッショナルケアを施し、常に健康なお口の中でいることが大切です。
これからますます寒くなりますが、お口の中もお身体も正しく予防し健康に過ごしましょう。