みなさん、こんにちは!
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
連休ですね♪
天気も良くて、春らしくて、最高です。
さて、そんな連休初日ですが、
今日と明日の二日間、私は歯周病セミナーに参加しています。
講師は岡本浩先生。
世界一の予防先進国であるスウェーデンのイエテボリ大学に、
外国人初の留学生としてご留学され、その考えを50年に渡り日本の歯科医師に伝え続けられている。
でも、気難しくも偉ぶるでもなく、優しさとユーモアに溢れる、
そんな私の大好きな先生です。
私は、このセミナーを12年前に初めて受講しました。
歯科医師になり臨床経験が5年を越えた頃、私は歯周病治療の難しさを感じておりました。
いや、難しいというより、
何をどうしていけばいいか それすら良く分かっていませんでした。
どこかに歯周病治療を学べる場所はないか?
そんな思いで様々な本を読み、色々なセミナーを調べまくり、
そして、岡本先生の存在を知りました。
ドキドキとワクワクの中、初めての受講・・・
私が考えていた歯周病学のイメージとは、
規模も奥深さも、そして治療方法も、そのすべてが桁違いでした。
なぜなら、先生の話はhow to 的な上っ面だけのものではなく
ヒトの口の中に発症する歯周病という病気に対し、
生物学をベースにすべての講義が進んでいくからです。
また、数多くの質の高い論文を学ぶことで、それが論文を読むきっかけにもなりました。
6日間のコースの中、岡本先生が話される内容の一つ一つが
私にとってすべて新しく、腑に落ち
興奮しながら夢中にノートをとって、それでも追い付かない
そんな必死の6日間を過ごしました。
それから12年。
何十回と岡本先生の講義を受け、
スウェーデンイエテボリ大学をはじめ、海外の研修にも何度もご一緒させていただき、
学びを深めてきました。
そして、この12年間、岡本先生から学んだことを勝沼歯科医院に浸透させるため
私なりに力を尽くしてきたつもりです。
やり始めた当初は、それは大変でした。
だって、私を含め誰一人としてこれまでやったことのないことに
医院で取り組んでいこうとしたわけですから。
ゴールも曖昧。
やり方も確立されていない。
治療をしていく中で曖昧なところは、その都度ノートを見直し、
それでも分からないところは再度受講して学び
それを医院に持ち帰り、歯科衛生士に伝え、
新しく分からないところが浮き彫りになり、
また学び・・・
そんなことを繰り返してきました。
有難いことに、
どのステージの時も、それに賛同し積極的に協力してくれる歯科衛生士がいました。
歯周病治療、そして予防は一人の力では成り立ちません。
(いや、それ以外も全てそうですが)
そこには必ず、同じ方向を向いた歯科医師、歯科衛生士の力が必要です。
そして、治療である以上
そこには必ず患者さんが存在します。
「患者さん自身が受ける治療や予防は、患者さん中心であるべきだ」
と教わり続けてきました。
ですから、患者さんに説明をし,理解を得て、
患者さん自身にも協力してもらうことが必須です。
ご自身の身体を守るために。
あれから12年。
勝沼歯科医院の歯周病治療の質、予防の質は格段に向上したと自負しております。
それは、治療終了後も通院してくださる患者さんの数が証明してくれています。
治療が終わったら、できるだけ歯医者に通いたくない。
世間ではまだまだそんな考えが主流の中、
当院には大勢の方が
定期検診の重要性を理解され、
長年にわたり、継続して、メインテナンスに受診されています。
日々、治療で受診をされる方よりも、メインテナンスに通われている方の方が
ずっと多いんです。
勝沼歯科医院のスタッフ、そして通院してくださる患者さんに
予防の考えが浸透している(してきている)
それが、勝沼歯科医院の絶対的な強みです。
ということで、今日も私にとってのパワースポットで学びを深めております☆
そして
連休も外で学んでいる中、
家族を守ってくれている妻に感謝。
いつもありがとう!!