みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
8月も、終わりですね。
毎年、夏の終わりは何故だか無性に寂しくなります。。。
さて、早速本題に入りますが、
みなさんは、ラバーダム防湿ってご存じですか?
治療する歯にゴムのシートをかける方法です。
(写真がアップロードできませんでしたので、興味のある方は当院インスタグラム、もしくはラバーダム防湿と検索してみてください。写真を見るととても分かりやすいので、是非ご覧になってみてください!インスタグラムへは、当院HPのトップページ下部より移動することが出来ます☆)
何故シートをかけるのでしょう?
それは、治療する歯への細菌感染を防ぐためです。
このシートをかけることで、治療する歯は周りの歯から隔離されます。歯だけでなく、唾液や血液からも隔離された状態になります。
ラバーダム防湿は様々な治療時に用いられますが、特に根管治療(歯の神経が入っている部分の治療)の際に使用します。
もしも、このシートをかけないと…
その状態で根管治療をしようとすれば、唾液や血液を介して、歯の内部に細菌が侵入する危険度が高まります。
細菌が侵入したまま、その上から被せ物や詰め物をすれば…
治療終了後に痛みや腫れが出たり、数年経った後に病気が再発する可能性が高くなります。
また、治療する歯以外がすべて排除されますので、良好な視野が得られるようになります。
それは結果的に、治療精度の向上に直結します。
当院で初めてラバーダム防湿を経験された方は、
「こんな風に治療したのは初めて!」
「これは一般的な治療法なんですか?」
と、よくおっしゃられています。
ラバーダム防湿をせずに治療する場合に比べ、治療時間もコストもかかりますが、
ラバーダム防湿をすることで、細菌感染のリスクを下げ、治療の成功率を上げることができます。
ラバーダム防湿は最新の治療法ではありませんが、
良好な治療成果を得るための、基本となる手技の一つと言えます。
勝沼歯科医院では、新しい知識や技術を学び、取り入れていくことはもちろん、
このような基本となる医療を、一つ一つ疎かにせず、診療することを心掛けております。
それが、治療した歯の、一日でも長い延命に繋がれば嬉しいです☆