口の乾燥

皆さん、こんにちは。
勝沼歯科医院の白田です。

立春が過ぎましたが、まだまだ布団から出にくい寒い日々が続きますね。

2月は特に空気が乾燥しやすい季節だそうです。
体調管理や火の取り扱いにはお気をつけ下さい。

さて、空気だけでなく、お口の中も乾燥することがあります。

口の中が渇くと、
話しづらかったり、
食べ物は水がないと食べづらかったり、
唇や口角が切れやすくなったり、
など様々な症状を感じます。

一時的な場合もありますが、慢性的に口の中が渇く状態が続くのはドライマウスが疑われます。

唾液にはお口の中を洗浄する作用があるのですが、唾液が少なくなることで虫歯や歯周病にもなりやすくなります。

そもそもなぜ唾液が少なくなるかというと、唾液は自律神経からの指令を受け、血液を使って唾液が作られます。

そのため、自律神経や唾液腺、血液量などに問題が生じると唾液が少なくなって口の中が乾き易くなります。

また、唾液は女性ホルモンと関連があると考えられているのですが、女性ホルモンが減る更年期や、治療薬の副作用で唾液が出にくくなることもあります。

さらに最近では、ストレスが原因で若い人も唾液が出にくい人が増えているようです。

少なくなってしまった唾液を日常生活で増やしていくには4つ方法があります。

1つ目は、噛む刺激で唾液が増えやすくなるため、よく噛んで食事をしたり、ガムを食べること。

2つ目は、自律神経のバランスを整えるために、規則正しい生活をすること。

3つ目は、カフェインやアルコールは利尿作用があるため、それらを控えること。

4つ目は、少なくなっている唾液を減らすことを防ぐために乾燥を防ぐことです。
マスクをして寝たり、加湿器をつけることなどが対策としてあげられます。

乾燥対策は、今の時期にもぴったりなので、ぜひ行ってみてください。