みなさん、こんにちは。勝沼歯科医院の堂前です。
驚くことにもう12月も中盤にかかりました。
年末になると今年一年を振り返ってみたりする方も多いと思いますが、みなさんは今年一年いかがお過ごしでしょうか。
なかなか世間も暗いニュースや私達を悩ませることが多い一年ではありましたが、
その分いままでの生活習慣を見直すことができたり、新たに挑戦することができる年でもありました。
私としてはいままでできない体験や経験をすることができたと思います。
さて題名にある通り今回は妊産婦さんの歯科を受診される際に気になる疑問についていくつかお話をしていきたいと思います。
まずはじめに当院では初診の患者様には目では見えない骨の状態や、むし歯の有無などお口全体の状態を把握する為にレントゲン撮影をさせていただきます。
そこで気になると思うのがレントゲンによる影響だとおもいますが、日本で1年間に浴びる自然放射線量はおよそ1.4mSvです。
それは歯科治療で行われるデンタルエックス線撮影150枚に匹敵します。
また、防護エプロンの着用により被ばく量を軽減することができ、歯科用のエックス線撮影は腹部からも離れているため胎児にはほとんど影響がありません。
なので必要に応じてエックス線撮影を行っても問題はないと考えていただいて大丈夫です。
もちろん心配な方もいらっしゃるとおもいますので治療の際に相談しながらおこないますのでご安心ください。
今度は治療に入る際削って痛みが出る場合には麻酔を使用することがあります。
歯科で使用される2%リン酸リドカイン製剤(歯科用キシロカインまたはオーラ注)を通常量使用した場合、胎児や母乳への影響はほとんどないと報告されています。
麻酔無しでは痛みを伴う治療の場合、痛みによるストレスを考えると、安定期(16週以降)の場合は局所麻酔を使用した方がよいといわれています。
また麻酔の痛みを極力減らすため、表面麻酔を使用することもできます。
妊娠されている方は少なからず不安があるかと思いますが解消しながら治療を進めていきますのでご相談ください。