親知らずについて

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の小島です。

最近は台風の影響もあり天気が悪く、寒い日が続きましたね。また来週からは晴れるようなので、洗濯物が干せたり、お出かけ日和となりそうで嬉しいですね!

 

さて、私事ですが先日、親知らずを抜きました!

なので今回は親知らずについてお話したいと思います。

親知らずがまっすぐ生えてきて、綺麗に磨けたり、しっかり噛み合う場合は、特に問題にならない事もあります。しかし、親知らずによって何らかのトラブルが生じる場合には、抜歯が必要になります。

①虫歯

親知らずが斜めに生えてきたり、途中までしか生えて来ない場合は、歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすくなります。また、親知らずと手前の歯(第二大臼歯)の隙間に汚れがたまりやすくなり、手前の歯が虫歯になることもあります。

親知らずが虫歯になっても抜歯すれば済みますが、手前の歯(第二大臼歯)は抜くわけにはいきませんので、注意が必要です。

②歯肉の炎症

親知らずが斜めに生えたり、まっすぐ生えてきても途中までしか生えてこない場合は、歯と歯肉の間にプラークや食べかすがたまりやすくなり、親知らずの周辺が不衛生になります。これにより、親知らず周囲の歯肉に炎症が起きてしまいます。これは「智歯周囲炎」と呼ばれ、歯肉が腫れたり、痛みが生じます。

*抜歯について

親知らずがまっすぐに生えてきた場合には、他の歯と同じように抜歯することが可能です。しかし、親知らずは斜めに生えてきたり、途中までしか生えてこないことが多く、この場合、通常よりも抜歯が難しくなります。歯肉を切開したり、歯や歯根を分割したり、骨を削るなどの外科的な手術が必要となることがあります。

*痛みについて

抜歯時の痛みは、親知らずの生え方や抜歯にかかる時間により異なります。外科的な手術が必要でない親知らずの抜歯では、侵襲が少なく時間も短いため、痛みを感じにくいと言えます。
外科的手術が必要で、時間がかかる場合は、麻酔が切れてくると痛みを感じます。その場合、麻酔を追加することで痛みを和らげることができます。
通常、麻酔が切れた後は痛みが生じます。痛みの程度は、親知らずの生え方や抜歯方法により異なります。抜歯後3~7日程度、痛みが続く場合もありますが、鎮痛剤を服用して痛みをコントロールします。痛みや腫れ(下の親知らずの抜歯では腫れることがあります)は3日後がピークで、そこから徐々に引いていきます。痛みや腫れが継続する場合には歯科医院に相談することをおすすめします。

何か気になることがあればお気軽にご相談ください!