みなさんこんにちは、勝沼歯科医院の大澤です。
最近は雨が降ったり止んだり、湿度が高くジメジメした毎日ですね。マスクをつけているのも蒸れてしまって大変な時期ですがしっかり感染予防も行っていきたいですね⭐︎!
さて、みなさんは歯科医院での検診の時にフッ素についてのお話を聞いたことや、実際にお口の中に塗布してもらったことはあるでしょうか?
歯科医院で扱うフッ素というものは簡単に説明するのであれば虫歯予防の為のお薬になります。
ではその働きについて説明をしていきたいと思います。
①酸の産生を抑える
わたしたちのお口の中には常にたくさんの菌がいます。食事をとるとお口の中には糖が残り、その糖を餌としてムシ歯菌は酸を作り出します。歯に穴が空いてムシ歯になってしまう理由はこれです。フッ素はムシ歯の菌が作り出そうとする酸の量を抑えてくれる効果があります。
②再石灰化の促進
歯のエナメル質を構成するカルシウムやリンは食事をとったりお口の中の環境が変わるたびに溶け出してしまいます。そのことを脱灰と呼びます。時間と共に唾の働きにより再石灰化といってそれを修復しようとする働きもありますが、治そうとする力よりも大きく脱灰が起きてしまうと歯の質が弱くなり、ムシ歯のリスクが高くなります。フッ素は再石灰化を促進させる手伝いをしてくれます。
③歯質の強化
フッ素により歯の再石灰化が促され、溶け出したカルシウムがエナメル質に戻ろうとする時、フッ化物がそこに入り込むことによってエナメル質の構造が丈夫なります。
日々のブラッシングに置いてもフッ素配合の歯磨き粉を使っていただくことによりムシ歯の予防につながります。
それに合わせて歯科医院での定期的な高濃度のフッ素塗布を受けてムシ歯予防を徹底していきましょう(^_^)!