歯磨き粉の有効な使い方

みなさん、こんにちは。勝沼歯科医院の堂前です!

新年明けましてあっという間に2月ですね!

私は2020年は今まで得た知識や技術に磨きをかけた一年にしたいなと思い、今年の二字熟語として「向上」を掲げました!

待合室にスタッフの2020年の抱負が掲示されてますので、ぜひみなさんご覧になってください(^∇^)

 

さて、今回は患者さんからご質問のあった、普段使う歯磨き粉の量について詳しくお話をささていただきたいと思います!

 

まず市販で買うことのできる歯磨き粉にはフッ化物配合量に規定があり、その濃度に上限があります。今は1500ppmまで配合することができるのですが、もちろんこの配合量が多いものがおすすめです。

その歯磨き粉の効果を十分に発揮させるためには、適切な使用法がありますので紹介させていただきます!

 

まずは歯磨き粉の量です。大人用歯ブラシの毛の部分およそ半分くらい(0.5g)程度が適量です!

これにより、唾液のフッ化物濃度が120分以上にわたって、効果的な0.05ppmに維持されます。

歯磨きの回数は1日に2回以上を実施します。もちろん1日の使用回数が多いほど、プラークと呼ばれる細菌の塊りのフッ化物濃度や、唾液中のフッ化物濃度が高くなります。

特に就寝前には昼間に使用した時よりも唾液中のフッ化物濃度が8時間後も4倍高い状態で維持されていて、再石灰化にはかなり有効に作用します。

あとは歯磨き後あまりゆすぎすぎないようにします。すすぎの回数、時間、水量が多ければ多いほど唾液中のフッ化物濃度の低下がはやくなります。すすぎすぎはせっかく取り込んだフッ化物を洗い流してしまいますので、2.3回にとどめます。

その時にコップを使わなければ水の量も少なく、感覚としては不十分かもしれませんがフッ化物濃度が口腔内で維持されますのでおすすめです!

磨いたあとは、すぐにご飲食することは避けた方がいいです。直後の1時間程度は唾液中のフッ化物消失が早まりますので控えてください!

 

これらいくつかの点を意識して磨いていただけると良いです。

当院でも1450ppmの高濃度フッ化物が含まれている歯磨剤、チェックアップを販売しておりますので気になった方はぜひお求めください!