みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の山崎です。
最近朝方や夜は少し涼しくなりましたね。
日中は暑い時もありますが、今週は雨が降ったりして涼しい日が多かったです!
まだ暑い日もありますので、水分補給をしっかりして熱中症対策をしてくださいね(^_^)
さて、今回は歯磨き粉に入っているフッ素についてお話したいと思います。
現在、日本で使われている歯磨き粉の中に入っているフッ素の濃度は最高1450ppmと決まっています。
フッ素はお茶や魚介類など多くの食品に含まれています。フッ素はむし歯予防に欠かせないだけではなく、丈夫な歯や骨をつくるために大切な役割を果たしています。
フッ素を利用することでむし歯の発生を防ぐことができます。
むし歯予防の3つの作用
・再石灰化の促進
歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。
・歯質強化
歯の質を強化して、酸に溶けにくい歯をつくります。
・細菌の酸産生抑制
歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中に潜んでいるむし歯原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えられます。
フッ素は子供だけではなく、大人でも塗った方がいいです。
大人になると、不規則な生活や、歯科治療などにより2次むし歯(治療済の歯が再度むし歯になる)になりやすく、むし歯リスクが上昇することがあります。また年齢が進むにつれ、歯周病によって歯茎が下がってしまい、セメント質とよばれる表面が弱い部分が露出し、むし歯になりやすくなります。
歯科研究では、フッ素配合ハミガキ剤を使うことで歯の根元のむし歯を67%も抑制できるという結果も存在します。
フッ素ケアは大人にも非常に大切なケア方法です。
歯磨き粉も種類が多くて悩まれると思いますが、フッ素入りの歯磨き粉を選んでみてください☆