みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の小島です。
ついに関東も梅雨明けの発表がありましたね。
雨やジメジメとした湿気から解放されたと思ったら今度はジリジリと焼けるような日差しと蒸し暑さがやってきました。急な気温の変化に体がついていかないという方も多いのではないでしょうか。熱中症にならないよう、こまめに水分補給をし、体に熱を溜め込まないように対策をしていきましょう!
さて、今回は歯並びについてお話したいと思います。
よく噛んで顎を発達させることで永久歯の並びが良くなるという話は聞いたことがあると思います。噛みごたえのある食べ物を噛んだり、食材を大きめに切って前歯でかじり取るという食べ方が大切です。
しかし、乳歯列の時期だけでなく、乳歯が生える前の乳児期の機能発達も重要です。胎児は狭い産道を通り生まれるので、出生時下顎は後ろに下がっています。顎を前に動かすのが、哺乳時の吸啜です。
新生児が母乳を吸う動作は、舌を前に出して、上顎の歯ぐきとの間に乳首を挟み、しごく様な動きで吸啜します。舌が前に出れば、下顎も前に出ます。
またこれは舌筋を発達させます。この舌筋による力は萌出時の下の乳前歯の配列を整えます。
このように、乳児期の吸啜、乳歯列の時期の前歯でのかじり取りなどで舌筋が発達し、下顎が前に動くことで、正常な乳歯列から健全な永久歯列の完成に繋がるといわれています。
上記のように、乳児期の頃から正常な歯並びにするためにできることがあります。歯並びについて気になることや、わからないことがありましたらお気軽にご相談ください。