みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
暖かくなってきましたね!
今年のゴールデンウィークは10連休でなにかと話題になっていましたね。
みなさんはどう過ごされましたか?
私は一足先に4月の26日から一週間、イタリアに研修に行ってきました。
医療は日進月歩、これまで正しいと思われていた理論や方法が変わることもあります。
今回は歯周病学とインプラント治療について学んでまいりましたが、目的はJan Lindhe教授をはじめ、世界のトップランナーの講師陣から直接学びを受けること。そして歯周病の分類が1999年の旧分類以降、新らに変更されたため、それについての見解をLindhe 教授から直接学ぶこと。この2点を大きな目的にしました。
Jan Lindhe教授は現在の歯周病学の基礎基盤を築き、今もなおその発展に尽力されている先生で、世界で最も有名な歯科医師といっても過言ではありません。
歯科医療、歯周病学の第一線で50年以上活躍されてきたLindhe教授の講義は圧巻でした。
歯周組織の構造や機能という歯周病学の基礎基本の部分について、より深いところまで追求した講義から始まり
じゃあ歯周病とはどういう病気なのか?
その特徴
歯周病の分類
歯周病の診断
その管理の仕方
と、これまでの歯周病学の歴史とを併せながらの講義が進みました。
そして新しい分類について。
この新しい分類についても、時間をかけてゆっくりと学ぶことが出来ました。
そこから重なるように段々とインプラントの講義へと入っていきました。
インプラント自体は人工物ですが、インプラントが埋められる顎の骨やその周りを覆っている歯ぐきは、天然の歯の周りにある骨や歯ぐきとほとんど一緒です。
ですから、インプラント治療をする上でも歯周組織についての知識があることはとても重要なんです。
インプラントの講義はイタリアの口腔外科医であるDenis Cecchinato先生と、同じくイタリアで補綴専門医として活躍されているAndrea Ppaiola先生の2名の先生も加わって、それぞれの専門分野についての講義を受けることが出来ました。
実際患者さんを診療しているところもLiveで見させていただきました。
とにかく濃密で充実した研修でした。
観光はほとんどすることが出来ませんでしたが、それ以上にこの研修を受けられたことはずっとずっと価値があったと実感しています。
今回学んだことを、勝沼歯科医院に落とし込み、そして患者さんに還元していけるよう尽力していきます。
そして、ゴールデンウィーク前からの忙しいタイミングにも関わらず、快く送り出してくれた院長先生はじめ、スタッフのみんなには、感謝しかありません。ありがとうございました!!