洗口剤のおはなし

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の堂前です。

少しずつ秋が近づいてきて朝晩は涼しくなり過ごしやすい気温になってきました!
これからの季節は食欲の秋に読書の秋スポーツの秋にに楽しみがたくさんありますね^_^

 

さて、今日のお話ですが患者さんからいくつかご質問いただいた洗口剤についてお話をしたいと思います。

まずはじめに洗口剤とは日常の歯ブラシに加えたプラスアルファのお口の中のお手入れになります。その効果としてはメーカーによって異なりますが、

1.歯肉炎の予防

口腔内表面の細菌を殺菌することで、歯周病のリスクを下げることができます。

また、歯肉炎や歯髄炎を起こす歯周病の原因となるプラークをコントロールすることにより歯周病を予防・改善することができます。

 

2.歯垢・歯石の沈着防止
歯と歯の間や歯周ポケットなど、歯ブラシの届きにくい部分の汚れは歯ブラシでは落としにくいと思います。

もちろん歯間ブラシやデンタルフロスを併用していただくのが一番ですが、外出先などではお手軽に歯ブラシの届きにくい所までケアすることができます。

歯垢が蓄積し、歯石になると、ご自身の歯ブラシでは落とせないので歯科医院で取り除くしか方法がなくなります。

歯石は歯周病や口臭の原因になり得ますので、そうなる前に口腔内を殺菌して歯垢・歯石の沈着を防ぎましょう。

 

3.口臭の予防
お口の臭いの大きな原因の一つが、歯垢・歯石や舌苔に潜んでいる細菌です。

口臭が気になる方に多い、「口の中がネバネバする」という感覚は、まさに細菌が増殖している状態とも言えます。歯や歯茎、舌、口腔粘膜を殺菌することで、口臭の原因となる細菌を除去することができます。

 

次に使い方です。これもメーカーによって異なりますが、通常の歯ブラシ後に洗口剤を20ml、およそペットボトルのキャップ一杯分ほどの少ない量をお口に含んでいただきます。

30秒間ほどブクブクとすすいでください。これはあくまでお口の中のケアになりますので、ガラガラうがいはしないように。

吐き出した後、水でゆすぐ必要はほとんどありません。

 

実は当院の待合室洗面台にリステリントータルケアが設置されていることをご存知ですか?

こちらも、お口全体の細菌を除去する効果や、

歯ブラシ時に出血がある方など歯周病予備軍である口腔内で歯周病菌を殺す役割もあります。

口臭予防や、お口の中のネバつき予防、

またコーヒーや紅茶タバコなどで気になる着色も歯の表面につきにくくなります。もし興味がありましたら一度使ってみてください!