ウォーキングブリーチについて

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の川端です。

 

最近ウォーキングブリーチをされる方が多いので、

ウォーキングブリーチについて書きたいと思います!

 

ウォーキングブリーチとは、神経をとって根の治療をした歯の内部に、歯を白くする専用の薬剤を入れ、変色した歯を白くする方法です。

過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムという薬剤を混ぜて行なうものが主流であり、薬剤を入れる処置を行った後、

歯の色の変化を見る為に数週間待ちます。

色が白くなったのを確認した後、歯の内部の薬剤を取り除き、最終的な詰め物をしていきます。

 

ただ白くなったとしても、ホワイトニングと同じように、ウォーキングブリーチの場合でも、

白さが一生持続するわけではありません。

歯の変色は、歯の中への色素沈着が主な原因となりますので、喫煙習慣があったり、

着色料の多い食事(カレー、コーヒーなど)を頻繁に行ったりすると、歯は再び変色してきます。

 

通常のホワイトニングは、全体の歯の色を同時に漂白し白くする効果がありますが、

ウォーキングブリーチの場合は、薬剤を直接歯に流し込む方法でなので、対象の神経のない歯のみに効果が発揮されます。

そのため、対象の歯が多ければ、それだけ費用が必要となりますので、歯科医院で確認してもらいましょう!

 

使用する薬剤から発生するガスにより、根っこや歯を支える顎骨に圧がかかると、痛みを生じることがあります。

そのため、定期的に中に流し込んだ薬液を交換すし、中の圧を開放します。

 

痛みの感覚や度合いによっては、今後のウォーキングブリーチの継続を判断します。

せっかく始めたからもったいないといって、無理に続行しつづけるのは、対象の歯だけでなく、

その他の組織や顎骨にも良い影響は与えません。

痛みが出る場合は、必ず歯科医院に相談し、正しい方法を選択しましょう。

 

もしウォーキングブリーチを行なって白くならなければ、

歯を削ってセラミックの被せものを被せて白くする方法があります。

・セラミックのかぶせ物のメリット

セラミックは、色を細かく調節でき、本物の歯のような仕上がりになります。

表面に傷がつきにくく、汚れの付着や着色のトラブルが少ないのが特徴です。

・セラミッククラウンのデメリット

セラミックは被せ物なので、ホワイトニングとは違い、対象の歯を削る必要があります。

また、完成までに時間がかかりますので、回数や時間を聞いておくと良いでしょう。

 

 

ウォーキングブリーチは歯を削りたくないけど、黒くなってしまった歯を白くしたいという方におすすめです。

ただしどれくらい白くなるかは、やってみないと分からないので、まずは歯科医院に相談してみましょう^^