皆さんこんにちは、勝沼歯科医院の勝沼智彰です。
さて、題名にもお書きした「健康寿命」という言葉を皆様ご存知でしょうか?
なんか聞いたことあるな、という方も少なくないと思います。
今回はこの「健康寿命」と、歯科治療の関係性について書かせていただこうと思います!
まず、「健康寿命」とは人が生きていく上で健康上の問題がなく、日常生活に支障をきたすことなく自立した生活が送れる年齢を言います。
今現在健康で、日常生活に何の支障もなく生活出来ている人にとってはあまりピンと来ない言葉かもしれませんがこの「健康寿命」こそが、人生を謳歌するためのキーワードになってくるのではないでしょうか。
どんなに長生きしたとしても、やはり健康でいられる期間が長くなければ残りの人生は辛いものになってしまうかもしれません。
では、健康寿命を伸ばす上で歯科治療がどのように貢献出来るのかをお話させていただきます。
まず一つは、「食べる」事。
これに尽きます。
よく噛んで美味しくお食事が出来ると言うことはその人の身体の健康にとって必要不可欠です。
快適に楽しくお食事が出来る事は、精神面の健康にもつながります。
私たちの専門分野である「歯」は、まさにこの「食べる」事を最大限にサポートする器官です。
歯が無ければ自然界の動物は死んでしまいます。
その位、歯は生きていく上で欠かすことのできないものだといえるでしょう。
例えば虫歯の進行により痛みが出てしまったとき、痛みを取る事も勿論必要ですが、結果的には痛くて食事が出来ない状態を改善する事が本来の目的です。
歯周病でグラグラしてしまっている歯を抜かずに残す治療も、歯を残した事により食事が出来る事が目的です。
歯を失ってしまった所に入れ歯やインプラントやブリッジを入れるのは、すき間を埋めたり見た目がかっこ悪いのを改善する事が目的ではなく、そこに人工の歯を入れる事により、しっかりと噛んで食事が出来る環境を作る事が目的です。
もちろんこれらの治療が必要ないように予防をしていく事がお口の健康を維持するうえでもっとも大切な事は言うまでもありません!
もう一つの目的は「会話」をするため。
歯が無くなると、滑舌が悪くなり言葉が聞き取りにくくなってしまいます。
そうすると段々と会話をする事に自信が無くなってきてしまう恐れがあります。
しかし歯があれば発音は改善する事が出来ます。
歯列の乱れが原因であれば矯正治療により改善出来るかもしれません。
歯が無くなってしまった所には補綴治療によって、歯を補ってあげれば改善が出来ます。
これらの事を総合して考えると歯の治療が身体と心の健康に大きく関与している事がご理解いただけると思います。
皆様も是非、健康なお口から健康寿命をのばし、人生を謳歌しましょう。