ノロウイルス対策に

 

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の増田です。

 

とても寒い日々が続いていますね。

積雪は今でも道路の上で凍結しており、お足元の悪い中来院して下さる皆様にとても感謝しております。

いつもありがとうございます。

 

冬になると毎年必ずと言って良いほど、インフルエンザやノロウイルスなど、ウイルス感染を起こす病気が流行します。

勝沼歯科医院では治療を行なう際、大人の方には最初にうがい薬で口をゆすいで頂いていることを、通われている方はご存知だと思います。

ではあの透明なうがい薬は一体何なのか?

初めて来院される方には、「プールの漂白剤のような塩素系の匂いと味」と説明すると、想像しやすいかもしれません。

そのうがい薬の正体は、『次亜塩素酸ナトリウムです。

 

一般的に市販されているハイターなどの家庭用塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムの濃度は約5%です。消毒対象物により消毒液の濃度は水で薄めて希釈して用います。

次亜塩素酸ナトリウムが主成分である塩素系漂白剤は、数100倍程度に薄めたものでも直接手で触れると皮膚がただれる恐れがあります。誤って飲んでしまった場合、口や喉の粘膜組織を荒らし、ただれて痛みが出るだけでなく、吐き気や嘔吐も起こします。原液や濃度の高いものが眼に入ると失明する危険性もあるのです。

 

うがい薬として使用している次亜塩素酸ナトリウムは、勝沼歯科医院で販売している次亜塩素酸ナトリウム1本の全量を1リットル程の水で希釈した物を使用しています。

そうではないと、上記のような問題を引き起こしてしまいます。

次亜塩素酸ナトリウムは十分に希釈しないと、口腔内への使用は出来ないのです。

 

便や嘔吐物が付着した床、衣服、トイレなどを消毒する場合、0.1%(1,000ppm)で使用。

おもちゃ、調理器具など直接手が触れる物を消毒する場合は0.02%(200ppm)で使用します。

 

空気に長時間触れたり、高温に晒されたりすることで、次亜塩素酸ナトリウムの効果が無くなってしまう為、

①希釈したものは作り置きはせずその日のうちに使い切ること

②希釈していない状態の原液はしっかりとキャップを閉め、冷蔵庫で保管すること

を守って頂くと良いでしょう。

 

勝沼歯科医院で販売している次亜塩素酸ナトリウムは、先程記載したように口腔内に使用する場合は希釈しやすい濃度の為、自宅での口腔内の消毒にぜひご利用下さい。

 

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