みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の大坂です。

今年の診療日も残すところあと5日になりました。
みなさん今年一年はどのような年でしたか？

そして来年も、新年の決意を待ち合い室に貼りだします！
二字熟語と抱負を掲出致しましたのでぜひご覧ください！

さて、今回はバイオフィルムについて話しします。
歯ブラシでは落とせない汚れ、バイオフィルムについてです。
歯周病や虫歯の原因はプラークと呼ばれる、細菌の塊です。このプラークは、近年の研究で最近の存在形態であるバイオフィルムの一種として理解されるようになりました。

このバイオフィルムはの除去には機械的除去が最も効果があることが分かっています。

歯面に付着した細菌は、時間の経過とともに数を増やし、小さな集団（マイクロコロニー）になります。この細菌の集団がさらに増え、細菌の出す分泌物に覆われて、フィルム状になり歯面に強固に付着するオーラルバイオフィルムになります。
成熟したオーラルバイオフィルムを作らないためには、毎日のプラーク除去がますます大切になってきました。このようにバイオフィルムという視点からも毎日の歯磨きが歯周病や虫歯にならないための最大の防御です。

それに加えて、フッ化物の塗布がより効果をもたらします。
歯にフッ素を塗ると、歯の質を強く丈夫にして虫歯になりにくくしたり、虫歯の発育を抑えることができますが、PMTCで細菌が取り除かれたきれいな歯面にフッ素を塗ることで、
フッ素がより歯に浸透しやすくなる
再びプラークが付きにくくなる
と言った効果があります。ぜひ、PMTCとフッ素塗布をご一緒に受けられることをおすすめします。