みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
夏に戻ったかのような暑い日が続いたと思ったら、昨日今日と一気に気温が下がりましたね。
体調を崩されていませんか?
さて、先日の木曜日は休診日を利用して院内勉強会を開催いたしました。
院内で勉強会を開催するメリットは沢山あると思いますが、やはりスタッフ全員で同じ勉強をし、学びを共有するという事が一番の利点だと考えています。
講師にはヨーロッパ歯周病専門医でもあらせられる福井秀和先生をお招きしました。
福井先生には、数年前より院内勉強会の講師として勝沼歯科医院に来ていただいており、歯周病とその治療について学ばせていただいております。
今回のテーマは”外科治療”。
外科治療なんてきくと何となく医科のイメージかもしれませんが、歯科治療の中で外科的な治療というのは実はとても多くあります。
抜歯はその最たるものですよね。
今回は歯周病治療の中で行なわれる外科治療について学びました。
「えっ? 外科治療って歯科医師がやるんでしょ?」
そうです、歯周外科治療を施術するのは歯科医師です。
だったら歯科医師だけ学べばいいんじゃない? と思われるかもしれませんが・・・
確かに手術のテクニックだけであれば、歯科医師だけが学べば済みます。
でも、手術の前後に一番関わるのは、歯科衛生士なんです。
歯周外科治療は、通常の歯周病治療だけでは治すことが難しいような場合に行ないます。
外科治療ですから通常の治療よりも患者さんに負担がかかります。
そして、それを行なうには当然リスクも伴います。
患者さんも「出来る事ならしたくない」という方がほとんどでしょう。
外科治療を不安要素がより少ない状態で行い、なおかつ最大限の効果を得るためには、
そこに至るまでどれだけ歯科衛生士が質の高い診療を行なったかにかかっています。
歯科衛生士の治療で
大部分は治っていて、口の中もとても綺麗に保てている患者さんと
ほとんど良くなっておらず、セルフケアも確立されていない患者さんと
もし同じ手術をしても、その結果は天と地ほどの差があるでしょう。
それは色々な研究結果からも明らかになっています。
そして、
外科治療をして歯周病が治ったら
そこからがスタートです。
もう二度とそんな治療をする必要が無いように。
良い状態を維持するためにも、やっぱり歯科衛生士の助けが絶対的に必要なんです。
今回は外科治療の講義といいましても、外科治療のテクニック的な話(実は歯科医師向けの流行っているセミナーはほとんどこっちばかり)よりも
それを成功させるためには、歯科衛生士の力がとても重要なのだということに重きをおかれた講義でした。
外科だからといって、歯科衛生士は関係ないではなく
むしろ、一番重要な役割を担っているのかもしれませんね。
それ以外にも衛生士によるケースプレゼンテーション。
今回は川端さんがやってくれましたが、とても良いプレゼンだった!素晴らしい!
昼食後は実習も行い、今回も内容のぎゅっと詰まった勉強会となりました。
福井先生、毎回遠方から来てくださり本当にありがとうございます。
そして、休診日にも関わらず毎回奮って参加してくれるスタッフのみんな、お疲れ様でした。
いつもありがとうござます。
お蔭様で充実した一日を過ごす事ができました。
もし、歯周病でお悩みの方、心配な事がある方がいらっしゃいましたらいつでもお気軽にご相談くださいね☆