親知らず

 

みなさん、こんにちは。

勝沼歯科医院の川口です。

 

 

みなさんは今、自分のお口の中に何本歯が生えているか知っていますか?

 

大人の歯がすべて生えると、上の歯と下の歯は合計で32本になります。

 

これは一番奥の親知らずを含めた数です。

 

最後に生えるこの歯は20歳前後に生えてくるもので、子どもが親元を離れてから生えるため、親がこの歯が生えたことを知らないという事情からつけられたものと言われています。

 

親知らずは、大人になっても生えない人もいます。

 

しかし親知らずが生えるとき歯肉に炎症を起こすことが多く

親知らずが痛い…

歯肉が腫れた…

というトラブルが少なくありません。

 

親知らずが半萌出の状態のままだと、歯肉が細菌感染されやすくなり、歯周炎が起こりやすくなります。

 

口の奥は自浄作用が働きにくく不潔になりやすいので、奥歯はむし歯にもなりやすいのです。

 

親知らずが生えていても、多くの場合(82%)上下の奥歯が噛み合っていないとされています。

 

また健全な親知らずはわずかで(3%)、歯周ポケットが3ミリ以上のものが多いとされています。

 

炎症や痛みがあるケースでは、抜歯した方がよいと考えられています。

 

 

親知らずがあるかどうかは、お口の中を撮影するレントゲン写真で知ることができます。

 

 

ぜひ気になる方は、先生、歯科衛生士にお申しつけください。

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