みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の小島です。
今日は骨粗鬆症についてお話ししたいと思います。
骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して骨折しやすくなる骨の病気のことをいいます。骨粗鬆症により骨がもろくなると、つまずいて手や肘をついた、くしゃみをした、などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。
特に女性に多い病気で、患者さんの80%以上が女性といわれています。
骨粗鬆症の原因として
①加齢
②閉経後の女性ホルモン低下
③無理なダイエットや運動不足などの生活習慣
④特定の病気や薬
が挙げられます。
骨粗鬆症の治療法は食事療法、運動療法、薬物療法があり、薬の中には歯科治療時に注意をしなければならない薬があります。
それはビスホスフォネート製剤です。
この薬を服用していると抜歯を筆頭とした口腔外科治療や歯周外科治療などの歯科治療を行った後に、傷の治りが悪く顎骨壊死を発症する危険があります。
骨粗鬆症と診断され、薬を処方された方は薬の種類や名前を歯科医師やスタッフに必ずお申し出下さい。
骨粗鬆症は痛みなどの自覚症状がないことが多く、定期的に骨密度検査を受けるなど、日ごろから細やかなチェックが必要です。
私も市から骨粗鬆症検診のお知らせが届いたので検診に行こうと思います。