みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
気が付けば、一月ももう終わりですね。
今年に入り、例年以上にインフルエンザが猛威を振るっているようですが、みなさんは大丈夫ですか?
都内ではインフルエンザの流行警報が出されているようです。
※流行警報の基準は、定められた医療機関においてインフルエンザと診断された患者が1週間に30人を超え、その定められた医療機関の管内人口の合計が東京都の人口の30%を超えた場合だとのことです。
インフルエンザの予防には、うがい、手洗い、マスク着用などなど
様々なことが言われていますが、実は口の中を清潔に保つことがインフルエンザの予防に絶大な効果を発揮するということをご存知ですか?
これは65歳以上の方を対象とした研究でありますが、
歯科衛生士の介入も含め定期的にしっかりと口の中の衛生管理を行った人は、そうでない人と比較し、インフルエンザに感染した人数が10分の1以下だった。という結果が出ています。
また例えインフルエンザに感染したとしても、衛生管理をしっかりと行っていた人たちは症状が重症化することがなく比較的軽傷で済むケースが多かったとの報告もあります。
インフルエンザはある”酵素”を介して増殖をしますが、このある”酵素”を口腔内の細菌が作り出すということが分かっています。
口腔内の衛生状態が良くなく、
それらの細菌の数が多ければ多いほど、
その”酵素”の産生量が多くなり、
それがインフルエンザウイルスの増殖を手助けすることに繋がり、
その結果インフルエンザを発症する。
口腔の衛生管理が、実はこんなところの予防にも効果を示すのですね。
命の源である、食物を摂取する以外に細菌やウイルスの入り口でもある”口”
お口の中の健康を保って、この冬も元気に乗り切っていきましょう!!
私たちも、そのためのお手伝いを精一杯させていただきます!