みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の大坂です。
『高濃度次亜塩素酸水』を用いた新しいメインテナンス方法、次亜水イリゲーションについてお話ししたいと思います。
高濃度次亜塩素酸水とは不純物を極限まで取り除いた超純水と食塩。これらを混合し、専用の機器で電気分解した治療水のことです。
含有する次亜塩素酸の強い酸化力と残留塩素の作用により強力な殺菌力を発揮します。
ほとんどの細菌・カビ・ウイルスを瞬時に殺菌することが可能ですが、薬品などは全く使用しないため人体には無害です。
歯周病菌とは歯に付着する際、自分を保護するためにバイオフィルムというベトベトした膜を作ります。そのため、このバイオフィルムの中に入り込める物質でなければ、十分な殺菌効果を発揮することができません。
高濃度次亜塩素酸水は、その強力な洗浄力によりバイオフィルムのより確実な破壊が可能となり、同時に強力な殺菌もされるため歯周ポケット内の除菌を確実に行うことができるのです。
しかし、ただ歯周ポケットや口腔内を洗浄すればいいというものではありません。歯石を取ったり、歯磨き、歯周ポケット内の歯石取りなどの初期治療をきちんとしておくことは、高濃度次亜塩素酸水を効率よく使用する上でも重要なことになります。
歯周病予防に対して高い効果を発揮するために数ヶ月に一度、ポケット内の洗浄(次亜水イリゲーション)を行うことが大切になります。
当院では治療のお席にご案内してから次亜塩素水でうがいをしていただいています。定期検診や治療にいらした際には、ぜひお気軽にお声がけ下さい!