唾液の役割

みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の阿部です。

今回は唾液の役割について伝えたいと思います。

まずは唾液の作用についてです。

①消化作用
食物を噛むことで、噛み砕くとともに唾液と混ざることで、デンプンを糖に変えて吸収しやすい状態にすることで、消化を助ける働きをします。

②抗菌作用
虫歯や歯周病などの口の中の細菌の感染や、体の中に病原菌が入ってくるのを防いでくれます、

③自浄作用
口の中の汚れを唾液により洗い流し、清潔に保ちます。

④味覚作用
食べ物を溶かすことで、味を感じる味蕾細胞の働きを助けます。

⑤緩衝作用
口の中のPHを一定に保ち、細菌の繁殖を抑えます。

⑥咀嚼・嚥下作用
飲み込みを助けます。

⑦潤滑作用
お口の粘膜を潤し、お口の中を滑らかにします。

⑧再石灰化作用
酸によって溶けた歯を修復します。

このように、唾液にはたくさんのいい効果があります。

では、どのようにしたら唾液が増えるでしょうか。

まずは、食べ物を良く噛んで食べることです。
食べ物を一度口に入れたら、30回は噛むといいと言われています。
また、噛めば噛むほど唾液腺への刺激となり、唾液の分泌量が増えていきます。

そのため、よく噛んでゆっくりと食事をすることは、唾液の働きを十分にするためにも大切になってきます。

次に唾液腺のマッサージです。
唾液腺のマッサージは、唾液が分泌する顎下腺、舌下腺、耳下腺があるポイントを指を使いマッサージして、直接刺激を与える方法です。
簡単に出来るのでみなさんも行ってみてください!

image