みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の正能です。
皆さん、ドライマウスという言葉を聞いたことがありますか?
「口や喉がかわく」と訴えて歯科を訪れる人が増えています。
ドライマウスとは、不快なだけでなく、実は、口の中の様々なトラブルの原因にもなっていると言われています。
お口の中が乾燥する「ドライマウス」に悩む人は、50代~70代の方に多く、全体の8割程度を女性が占めています。
潤いを正常に保つのは唾液の役割です。成人の場合、1日におよそ1.5㍑の唾液が分泌されており、これが減少したり過度に蒸発したりするとドライマウスの症状が現れます。
唾液の分泌量が低下する主な原因には、加齢のほか、ストレスや薬の副作用も関係しています。
ドライマウスになると、話しづらいといった不便さを感じますが、症状はこれだけでありません。
唾液には、口の中の細菌の増殖を抑えたり、食べかすなどを洗い流す「浄化作用」、口の中をなめらかな状態にする「潤滑作用」、歯の表面を修復する「再石灰化作用」といった働きがあります。
こうした働きが弱まるとさまざまなトラブルにつながるので注意しましょう。