みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の四方田です。
当医院では定期的に院内勉強会を実施することで
スタッフの業務知識のレベルを一定に保っております。
業務終了後の夜に勉強会を行う時は
衛生士さんや先生による症例発表の時もあります。
同じように夜やお昼のミーティングの時に行う
お勉強会の講師は主に隆之先生です。
その内容は
治療のアシスト時に必要な内容だったり
先生が日本各地の都道府県や海外で開催された
ドクター向けの勉強会の内容だったり。
もちろん、ドクター向けの内容の時は
そうではない私たちのために
とても分かりやすく噛み砕いて説明してくれます。
その中に、骨粗しょう症の薬で
歯科の治療に大きく干渉してくるものがあるので、
服用歴をしっかり確認するように、という内容の話がありました。
つい先日、私の母からメールがあり
「私は麻酔が効きづらくて、神経を抜く治療の痛みが拷問なの!
こないだはあんまり痛いから、
先生の手をつねってやったわ!!」
って、おいおい。。。
「それが嫌なのに、別の歯がむし歯になっていて、
また神経の治療から、って言うのよ。
だから、いっそ抜いてくれ、って言ったら
抜くなら大きな病院を紹介しますって聞かないの!
たぶん、何年か前に
ボナロンを飲んでたからそのせいらしいのだけれど、
もう飲んでないのよ!!
まったく、この暑いのに、遠くまで行きたくないのよね。
奥から2番目の歯なのだけれど、
抜いた後はどうしたらいいのかしら?」
という、内容でした。
なので、その薬は飲むのを止めたとしても、
一生その効果は体内に残っており
もちろん、そうならないこともあるのですが
最悪の場合は、歯を抜く処置をした後に、
顎の骨が腐敗していく可能性があること。
そうでなくても、1本の歯を失うと、インプラントか入れ歯。
ブリッジにしたとすると、歯のない部分の両側の歯の神経を抜く場合もあるから。
という話をして、歯を抜かずに、神経を抜いてもらうことをすすめました。
さらに、重要なのは、むし歯にしないこと!
近い歯医者さんで定期的にクリーニングとチェックをしてもらい、
神経を抜くような大きなむし歯になる前に
早期発見、早期治療!!をするように、伝えました。
そして、隆之先生のお勉強会に内心感謝した私でした。