みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
先週末は日本歯周病学会、春季学術大会に参加してきました。
ここ最近のトピックスはもっぱらインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)関連のものです。
それだけインプラント周囲炎が増えてきており、またその治療法がまだ確立されていないというのがその原因かと思われます。
インプラントも天然の歯と同じあごの骨の中に埋めます。
口の中の歯周病菌をコントロールしていなければ、その菌がインプラント周囲にも悪影響を与え始めます。
インプラントは表面の性状や形が天然の歯と比べてとても複雑なので、一度その周りに病気が出来てしまうと治療することが非常に難しくなります。
ですから、インプラントもその周りに病気を起こさせないことが何よりも大切なのです。
歯周病やインプラント周囲炎、それに虫歯。
これらの病気は突然生まれるわけではありません。
いくつかの条件がそろって初めて病気になります。
その中でも、細菌の存在はとても大きな因子です。
逆にこの因子を取り除いてしまえば、かなりの高確率で病気を予防することが出来ます。
歯周病であろうと、インプラント周囲炎であろうと、虫歯であろうと、一番大切なのはセルフケアと定期的なメインテナンスの受診だということですね!