セミナーに参加してきました。

みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。

ここ数日で、一気に寒くなった気がします。
いよいよ冬ですね。そして早いもので、今年も残り一ヶ月とちょっとです。
今年一年の悔いが残らぬよう、前進して行きたいと思います。

さて、先日11月23日と25日は祝日と日曜日を利用してセミナーに参加してきました。
23日は「インプラントのリスクマネジメント、トラブル対応」というセミナーでした。
ここ数年で一気に、インプラントが世間にも認知されてきています。
テレビや雑誌でもインプラントが取り上げられ、特集が組まれたりもしています。

残念なことは、最近のそれらは全てマイナスの面ばかりが強調されているということです。

「インプラントを入れると麻痺が出る」「インプラント治療で死に掛けた」
挙句の果てには「患者が知らないインプランとの恐怖」 のようなことまで謳われているようです。

確かにインプラントは外科的な処置を行うわけですから、麻痺や大出血等のリスクを伴います。
また、インプラント自体は決して魔法のような方法ではなく、インプラントを入れた後の管理が天然の歯と同様に必要です。
そのことは、私たち歯科医療関係者も含め、しっかりと理解していなければなりません。
それらのことをしっかり考えた上で、インプラントを行うのであれば、患者さんにとっても多大なメリットのある方法だと私は考えております。

重要なことは、インプラント治療の特徴を患者さんに対してしっかりと説明し、理解をしていただくことです。
そして、歯科医師は全身のことを含めた事前の診査診断をきっちりと行い、その上でインプラント治療を行っていくことが大切です。

前置きが長くなってしまいましたが・・・
インプラントが普及してきてから、患者様(の骨の状態)も多様化してきました。
複雑なシビアなケースが当院でも増えてきております。
これは、手術だけに関わらず、その後のインプラントに歯をかぶせる行程やインプラントを含めた歯周病の管理も含まれます。
その分リスクも高くなるわけですから、私たちも様々なことに目を向けて行く必要があります。
今回のセミナーでは、外科部門(インプラントを埋入する手術)補綴部門(インプラントの上に入るかぶせ物)歯周部門(インプラントの歯周病)
に分かれて講義が行われました。
様々な部門でどんなリスクがあるのか。それがトラブルに発展しないためにどのような管理をしていくべきなのか。
あるいは万が一トラブルが起きてしまった際にどう対応していくか。
これらのことについて、一日みっちり講義をしていただきました。
これからも今日学んだことを心に留め、しっかりと診療して行きたいと思います。

25日はマイクロスコープを使った治療についてのセミナーに参加してきましたが、こちらについてはまた後日報告させていただきます。

勝沼歯科医院では、現在様々な新しいことに取り組み中です。
マイクロスコープをはじめ、歯髄細胞バンク、プロバイオティクスなどなど・・・
これらについても随時報告して行きたいと思います。

それでは、よろしくお願い致します。