みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
昨夜は台風の影響で、このあたりも雨風がとても強かったですね。
私が医院を出る頃には、傘もまともにさせないような状況でした。
さて、6月は予防月間ということで当院でも予防に関するクイズを来院していただいた皆様にお配りしておりますが、今日は少し違った目線から予防の話をさせていただきます。
先日、日本人の三大死因が発表されました。
平成23年度の人口動態調査によると 死因第1位 悪性新生物 第2位 心疾患 第3位 肺炎
らしく第4位脳血管疾患と肺炎の順位が逆転したようです。
そして、肺炎はその60%~80%が誤嚥性肺炎らしいです。
ここで注目すべきは、この誤嚥性肺炎、口腔ケアを行うことで発症率を40%低下させるという報告もあるようです。
極端な話をすれば、日々のケアをしっかりと継続し口の中を清潔に保っていれば、それが死に関わるような大きな病気の予防になるということです。
そして、もう一つ。
昨日たまたまインターネットで見ていたニュースの記事で、「口腔内の衛生状態が癌による早死に関係する」という研究結果をスウェーデンの研究チームが発表したようです。
不衛生な口腔内状態が癌による早死に何らかの関連性がある というとのことです。
参考記事http://netallica.yahoo.co.jp/news/295174
なんだか怖い話になってしまいましたが、口の中の環境が全身に影響を及ぼすということが少しずつ解明されてきております。
歯科という一番口腔と密接に関わっている人間として、「命に繋がる仕事をしている」という気持ちを持ち、今後も努力していきたいと思います。