みなさんこんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼智彰です。
投稿が1週間遅れてしまいました!申し訳ありません。
さて、今回も前回に引き続き虫歯予防における「糖」について書かせていただきます。
前回は「糖の摂取の頻度」を減らす事が虫歯予防に繋がるとお伝えさせていただきました。
ちなみに糖を含む飲食は1日4回までにする事で虫歯のリスクを低く抑えられます。
今回は具体的な食べ物を挙げながら虫歯のリスクについてご説明させていただきます。
1.ハチミツ
ハチミツには抗菌作用があるため虫歯にならない?
と考える方もいるかもしれませんが結論から言うと「ハチミツは虫歯の原因になります。」
ハチミツは糖がとても多いので抗菌作用よりも虫歯のリスクが上回ると言うことになります。
2.果汁100%のジュース
砂糖を加えていなくても果物には天然のグルコース、フルクトース、スクロースなどの糖が含まれているため虫歯の原因になります。
3.ポテトチップス、おせんべいなどの甘くないお菓子
ポテトチップスやおせんべいはデンプンが主成分で砂糖は使われておりません。
この場合歯に付着したプラークが新しいものであればあまりリスクはありません
しかし歯に付着して時間の経っているプラークがあると、おせんべいやポテトチップスでも虫歯のリスクが上がります。
何日も磨き残しがある状態だと甘くない食べ物でも虫歯になると考えられます。
4.母乳や牛乳
母乳や牛乳は虫歯リスクの少ない飲み物と言えます。
これはにゅうに含まれるタンパク質、カルシウム、リン酸の保護作用のためと考えられます。
ただし歯磨きの後に飲むと、歯のフッ化物を洗い流してしまうので虫歯のコントロールの視点からするとお薦めできません。
5.間食するならこれ!
生野菜
牛乳
チーズ
ナッツ類
コーヒー
紅茶
麦茶
水
ただしどれも砂糖を加えていないものに限ります。
生野菜はドレッシングに糖が添加されていることが多いので味付けは塩やオリーブオイルだけに
ナッツも甘い味の付いていないものを選びましょう
コーヒー紅茶は砂糖を入れずに飲む習慣を身に付けたいものです。(牛乳を足すのはOK)
豆乳は味が調整された製品には砂糖が含まれていることがあります。
6.キシリトールガム
代用甘味料の中で最も一般的に知られているキシリトールはガムの原材料としてよく使われています。
キシリトールは細菌が代謝しても酸が作られない上に、甘くて唾液が出るため唾液の作用で(緩衝能)虫歯をコントロールします。
正しい知識を身につけて、日常生活でも虫歯のリスクを減らせるように工夫出来ることもあると思います。
次回は「唾液」について虫歯予防の観点からお話させていただきます!