みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
9月に入りました。8月は猛暑でしたが、9月に入り、ここ2,3日はその暑さも少し和らぎましたね。
さて、新型コロナウイルス感染症も都内をはじめ緩やかな減少傾向に転じてきています。
ピーク時と比較すれば、かなり減少していますよね。
ただ、だからといってまだまだ油断は禁物です。
これから季節は秋を経て冬になります。春夏にこれだけの感染拡大をみせたこのウイルス感染症が秋冬に再びどの程度拡大するのか、まだ分かりません。
現時点では、感染者が増えるとまた緊急事態宣言的な活動自粛を余儀なくされる可能性もあります。これ以上経済・そして医療をこのコロナウイルスの影響で停滞させないためにも、私たち一人ひとりが感染対策を怠らないことが大切だと考えます。
手洗いうがいにマスクをはじめ、気を遣う時間が長くなることで疲れがたまってきている方もいらっしゃると思います。休める時はしっかりと休み、この時期を乗り越えましょう!
勝沼歯科医院では、引き続き院内感染予防対策を徹底しております。
ご来院時の検温、受診時アンケートのご協力を引き続きよろしくお願いいたします。
また、お車でお越しの方は、待合室ではなく車内でお待ちしていただく事も可能ですので、もしご希望の方がいらっしゃいましたら、ご来院時に受付にお伝えください。
さて、話は変わりますが、今回はラバーダム防湿について少しお話をさせていただきます。
ラバーダム防湿とは、主に歯内療法(歯の根の中の管の治療)の際に使用する歯に装着するゴムのマスクのことです。
「わざわざなんでそんなマスクを被せて治療するの?」というと
それには以下のようなメリットがあるからです。
1.細菌感染の防止
口の中には様々な種類の細菌がすみついております。唾液中にもこれらの細菌が含まれているため、治療中に唾液が歯の中へ流れ込んでしまうと、そこから感染を起こしてしまいます。ラバーダム防湿をすることで唾液の侵入を防止し、感染のリスクを下げ、清潔な状態で治療を行うことができます。
2.安全性の向上
根管治療では細い器具や、刺激の強い薬剤を頻繁に使用します。
これらの器具の誤飲・誤嚥、そして使用する薬剤によるトラブルを防ぐためにもラバーダムは有効です。
また、小児の患者さんは口腔内も小さく器具を入れると舌や頬をどうしても動かしてしまうことがあります。ラバーダム防湿で舌や頬が傷つかぬように排除することもできます。
3.治療の効率性の向上
前述しましたように、ラバーダム防湿をしない状態では唾液の侵入や舌や頬の動きを常に注視しながらの治療が必要になります。
ラバーダム防湿をすることでこれらを気にせず必要な治療に集中することができます。ミラーが呼気で曇るということもありません。その結果治療の効率が上がり、より精密な治療が可能となります。
ラバーダム防湿を初めて経験される方は、ゴムのシートをかけることに不安を感じられることもあります。
しかし実際は口の中に直接水がたまったり、器具で舌や頬を抑えられることもないため、ラバーダム防湿をしている方が楽だと感じられる方も多いです。
そして何より、このひと手間をかけることが病気の再発率を減少させることに繋がります☆
新型コロナウイルスの状態がもう少し落ち着いてきましたら、根管治療についてもこのブログに書いていこうかと思います。
何かご質問がございましたら、ご気軽にご相談ください。
それでは、まだまだ暑いですが9月も充実した月になるとよいですね☆