みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
3月に入りましたね。
別れの季節でもあり、新しい生活、新たなスタートの季節でもありますよね。
私にとっては高校を卒業する時が一番印象に残っています。
私は中学高校と寮生活を送っておりました。仲間たちと四六時中一緒だったので、そりゃ喧嘩もしたし、色々ありましたが、今でも良い仲間たちです。素晴らしい先生にも出会いました。
ですから、卒業する時は悲しくて寂しかったな~。
それに、私は大学と卒後4年間の計10年間を新潟で過ごしました。
新潟を離れる時も、やはり寂しかったですね。
高校卒業後は一度も母校に足を運んでいませんが、今更ですが今度訪れてみようかなと思っている今日この頃です。
前置きが長くなりましたが・・・
歯周病についてのブログはまだまだ続きます。
今日は歯周外科治療の種類について説明をさせていただきます!・・・と思ったのですが
文章でお伝えするのはなかなか難しいので、簡潔にお話させていただきます。
まず、歯周外科治療は基本的に歯周病を治すための手段として行います。
歯ぐきを切開して、歯周病の原因であるプラーク(バイオフィルム)や歯石が直接見える状態で、尚且つその原因によりアプローチしやすい環境で徹底的に原因の除去を行う。
これが歯周外科治療を行う主たる目的です。
但し、むし歯と同じように一度失われた歯の周りの歯ぐきや骨、歯と骨や歯ぐきを繋いでいたコラーゲン線維は元通りに回復することはありません。
歯周病が治ったとしても、一度失われた部分はもう戻ることはありません。
しかし、いくつかの条件の下ではこの失われた組織を再生させることが可能です。
これを専門用語では歯周組織再生療法といいます。
歯周組織再生療法は失われた歯周組織の再生を目的に行います。
成功すれば、文字通り一度失われた歯周組織を再生させることが可能です。
但し、前述したように再生療法を成功させるにはそのための条件をクリアしている必要があります。 例えば喫煙者の方には再生療法は適応されません。
以上が歯周病を治すために行う歯周外科治療になります。
そして、もう一つ歯周形成外科という分野があります。
この治療法は主に
歯ぐきが退縮して、歯根が大きく露出してしまっている場合や、
反対に歯の頭が短くて見た目に影響が出たり、被せ物をかぶせようにもそのための高さが足りない場合
などに行います。
例えば、歯ぐきが退縮してしまっている場合には、上顎の口蓋部から歯肉を切り取り、それを退縮してしまっている部分に移植をします。
あるいは、歯ぐきが分厚く歯の頭が短いような場合は、歯ぐきとその中の歯槽骨の形を整え、バランスがとれるようにします。
こちらは歯周病を治すというよりは見た目の改善や、よりプラークコントロールのしやすい環境を得るために行う治療になります。
得たい結果、目的によりそれに適した様々な治療法があるのですね。
ですから、歯周病だけでなく口の見た目や歯磨きのしづらさで悩まれているようでしたら、何でもお気軽にご相談していただけたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします☆