みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の勝沼隆之です。
9月に入りましたね!
今年の8月も猛烈に暑かったですが、みなさん体調崩されませんでしたか?
私事ですが、私は誕生日が8月ですのでこの猛暑の中誕生日を迎え、39歳になりました。
ここまで大きな病気をせず、健康で丈夫な体に生んでくれた両親には感謝ですね!
三十代最後の歳、サンキューの精神で突っ走ります!!
さて、本題に入っていきます。
病気の治療をしたそのあとは、メインテナンスへの受診が大切です。というお話をさせていただきました。これはなにも歯周病に限ったことではなく、むし歯の治療をした後も同じことが言えます。
このメインテナンスへの受診、本当に大事なんですよ。
「歯の健康を維持するために、定期検診を受診しましょう」
なんて書くと、なんとなく軽く、薄っぺらなキャッチフレーズのように感じてしまいますが、その裏には切実な想いが詰まっているのですよ。
歯の健康を維持する = 全身の健康を維持することに繋がるということは様々な研究から多くのことが解明されてきています。
たとえば、
歯周病の人はそうでない人と比べて、心筋梗塞になるリスクが上がります。
インフルエンザの感染リスクも上がります。
誤嚥性肺炎で亡くなるリスクもとても上がります。
糖尿病もそうです。
正常な分娩にも悪影響を与えることが分かっています。
大きな手術の時には歯周病があると手術はできません。そのため歯周病の歯はすべて抜歯されます。
それ以外にも沢山の関連が報告されています。
だって、それはそうですよね。
からだの一部が、例えば歯ぐきが腫れて血や膿を出していて、顎の骨が溶けていっている… そんな状態を何ヶ月、何年、何十年と放っておいたら、全身に影響するのは火を見るより明らかです。
これが自分の頬や、指で起きていたらどうですか?
触るだけで血や膿が出てきて、色も形も変わって、臭いをかいだら臭くて…
同じことが口の中で起きているのです。ただ場所が違うだけで。
同じ体の一部でそれが起きているのです。
さらに、大好きなものも自由に食べられない。
だから食事に誘われても躊躇してしまう。
話をしていると、パートナーや家族にまで「口が臭い!」と言われる。
親しい人たちとも面と向かって話も出来ない。
歯ぐきが膿んで、菌のバランスが崩れてしまっていれば当然そういうことが起こります。
歯科医師としてこういう言い方は好きではありませんが、
たかが歯を放ったらかしにし続けただけで、人生の質がここまで崩れる恐れがあるのですよ。
そういうリスクを少しでも減らしていくために、そんな想いが込められた
「歯の健康を維持するために、定期検診を受診しましょう」
なのです。
今回はあえて少し嫌な書き方をさせていただきましたが、書いた内容については事実です。
実際、その関連性が解明されてきたことで、歯科の定期検診を受けましょうという働きが医科の方から上がってきています。
私たちも口の中の健康維持のために全力を尽くしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします☆