みなさん、こんにちは。
勝沼歯科医院の高久です。
お口に装着する装置のお手入れは万全ですか。
●入れ歯(義歯)
●保定装置(取り外しのできる矯正装置リテーナー)
●歯ぎしり・くいしばり防止装置(マウスピースなど)
装置にも様々な種類がありますが、こうした取り外しのものは、ご自宅での毎日のお手入れが重要です。
清掃には「専用の洗浄剤」を用いて、お手入れをします。
水で洗い流すだけですと、細菌の繁殖や歯石などが蓄積されてしまいます。
特に、1日中お口に装着している入れ歯(義歯)のお手入れは肝心です。
歯と同じように、入れ歯(義歯)にも食べかすやプラーク(歯垢)が着きます。
お手入れが不十分ですと、次のような口腔内のトラブルが起こりうると考えます。
①細菌の繁殖による口臭の発生
②カンジダ菌の感染
③歯石・色素沈着
④金具(クラスプ)がかかる歯が、むし歯や歯周病になりやすい。
など、どれも深刻な状態です。
そこで、専用の洗浄剤を用いてのお手入れです。
●高い除菌効果
入れ歯(義歯)・睡眠時に使用する装置、どちらもカンジダ菌を含む細菌などを除菌します。
●研磨剤不使用
普段使用している歯磨き用ペーストの多くは、研磨剤が含まれているため、ブラッシング用の歯ブラシで
ゴシゴシこすると、装置に傷がつき 傷のついた部分に細菌の繁殖や、汚れが付着しやすくなることがあります。
●酵素の力で、たばこのヤニやコーヒー・茶しぶなどの着色を落す効果があります。
さらに、洗浄時の注意点として・・・
●ブラシを用いる時は、専用のブラシを使用しましょう。(入れ歯に、やわらかい材料を貼っている場合は
ブラシの使用は避けてください)
●「熱湯消毒」は禁物です。お湯の使用は装置の変形につながります。水での洗浄をお願いします。
●洗浄後は、流水でよく洗い流してから使用しましょう。
こうした装置の装着で快適に過ごすため、毎日のお手入れで装置・歯・口腔粘膜の清潔を保ちましょう。