入れ歯 ミラクルデンチャー 治療例 ビフォーアフター

ミラクルデンチャー 治療例

Before

After

ミラクルデンチャー症例4

施術名:ミラクルデンチャー PGA(白金加金)金属床 上下顎
施術の説明:上あごと下あごの内側を覆う金属に白金加金を用いている。生体とのなじみが最も優れており、装着感が抜群に良い。クラスプ(入れ歯を支えるために歯にかける金属のバネ)が目立ちづらく審美性に優れている。また、上あごや下あごを覆う部分(床)が小さく装着時の違和感が少ない。発音や食事に悪影響が出づらい。
施術の副作用(リスク):慣れるまで装着脱着が難しいことがある。少し重さがある。装着時、食事時に歯茎や粘膜にあたり痛みが出ることがある。取り外しが必要(つけっぱなしにはできない)。使用しているうちに人工歯が消耗したり、破損する可能性がある。
施術の価格(1床):1,100,000円
▼担当歯科医師 コメント
上あごは両奥歯が、下顎は前歯がともに数本ずつ残っておりますが、咬み合う相手がいないいわゆる“すれ違い咬合”という状態でありました。また、歯がある部分とない部分とでは歯ぐきの高さに大きく差があることが分かります。このような状態は治療が非常に難しいと言われております。現に患者さんはこれまで保険内治療での入れ歯、そして自費診療の入れ歯といくつも入れ歯を使用されてきましたが「中々ちゃんと咬めるようにならない」との訴えがあり当院にいらっしゃいました。
このようなケースでは、まず事前の診査診断がとても重要になります。
今の入れ歯のどこに問題があるのか。患者さんはどんな部分に不満を感じているのか。をはじめ、残っている歯の歯周病の状態、むし歯の状態、治療されている被せ物の状態等々を一つ一つ調べ、問題があれば治療をしていきます。こうして残っている歯の状態が整ったら、ようやくここから新しい入れ歯を作る準備に取り掛かります。
新しい入れ歯を作る際も、診査すべき項目が沢山あります。今回のケースでは、天然の歯同士で咬んでいる部位が一箇所もありません。ということは元々咬んでいた位置の目印が一切残っていないということです。ですから、入れ歯の高さや前後左右的な咬む位置の診査、をはじめ、どこが本来の自然に咬める位置なのかということを見定めながら治療を進めていきます。
最終的に写真のような入れ歯が出来上がりましたが、患者さんは「今までの入れ歯と全然違う!食事も美味しく食べられる!」と、とても喜んでおられました。
咬める、食べられる、ことが可能になると、その方の顔つきまで変わります。とても若々しく明るい表情になられた姿を見て、私たちも嬉しく感じました。
ミラクルデンチャーは上あごを覆う面積がコンパクトになりますので、その分発音等に慣れるのも短期間になります。現在は、通常の入れ歯と同様に残っている歯の定期検診受診の際に入れ歯のチェックも行わせていただいております。残っている歯、ミラクルデンチャー共に問題なく健康に経過しております。