歯ならびの相談で初診来院された８歳の男の子です。
初診の時点で、下の前歯4本は永久歯に生え変わっておりましたが、スペースが不足しており歯同士が重なり合っている状態でした。また上あごは真ん中2本が永久歯に生え変わっており、その隣の永久歯が生えてきている途中でした。下あごと同様に上あごもスペースが不足しており、写真で見ると真ん中から右2番目の歯がねじれて生えてきているのが分かります。
マイオブレース治療を開始し1年5ヶ月が経ちましたが、その間数本の歯が乳歯から永久歯に生え変わりました。乳歯と比べて永久歯は一回りサイズが大きいですが、生え変わった永久歯が無理なく自然にならんできています。
身体と調和した歯並びになってきたことで、初診時の写真では下あごの正中が右側にずれていますが、現在はその差が小さくなり上下の咬み合わせが揃ってきていますね。
矯正治療は一般的な歯科治療と異なり、治療期間が長期に渡ります。特にマイオブレース治療は、装置を使うかどうかを決めるのは自分自身です。つけたくなければやめちゃうこともできます。決して楽ちんではなく根気のいる治療になりますが、そんな中、毎回お母さんと一緒に元気に来院され、毎日の装着とアクティビティも続けられている本人とご両親、本当に素晴らしいですね！私たちも嬉しくなります。
そして、もう一点。マイオブレース治療の成功には優秀なエデュケーターの存在が不可欠です。このケースもエデュケーターが私も感心するほど、とても上手に治療をリードしていますね。
勝沼歯科医院では外部での勉強会ならびに院内勉強会を定期的に開催することでエデュケーターの知識・技術向上に努めています。
もう少し治療は続きますが、これからも一緒に頑張っていきましょう！